本日は福祉医療委員会の県内視察で、東浦町にある乳児院「波うさぎ」と、愛西市にある特別養護老人ホーム「愛厚ホーム佐屋苑」に伺いました。施設内では利用者の方の撮影はできないため、写真は施設の概要説明の時のみになります。午前中に伺った「波うさぎ」では、定員12名で様々な理由から家庭で育てられない0歳~3歳までのお子さんを受け入れる施設です。
家庭で育てられない理由としては「虐待」「親の精神疾患」「一人親」等があり、ここでは「泣かせない保育」で「子どもに過度なストレスを感じさせない子育て」を目指しているとの事でした。モンテッソーリ教育を行い、こどもの興味・発達の方向性をよく見て、その部分を満たすこと、のばすことができる環境を整え、生活を支援することに重点を置いているとのことでした。
午後からは愛西市に移動し「愛厚ホーム佐屋苑」にお邪魔しました。ここは特別養護老人ホーム、介護老人福祉施設、短期入所、障害者福祉サービス、居宅介護支援事業、地域包括支援センターと多くの事業を実施しています。昭和51年老人ホーム佐屋寮として事業を開始、平成14年に愛知県より施設を委譲し、現在の名称となりました。施設の隣には防災センターも設置され緊急時に備えています。
乳児院に伺った時に、生後2か月未満の赤ちゃんと1歳児のお子さんがお昼寝していました。そのあどけない寝顔を見た時、家庭の事情でここに預けられていることに複雑な思いでした。また午後の老人ホームでの高齢者の方々にもお会いし、弱者の方々に手を差し伸べる福祉医療施設の重要性を認識しました。社会保障額も益々増えていく現状への対応等、福祉医療の課題は山積みです。